病院・クリニックのキャッシュレスに関するアンケート調査
飲食店や小売店などではキャッシュレス決済が一般的になって来ていますが、病院やクリニックでのキャッシュレス普及はどのような状況なのでしょうか。
今回は全国の20〜60代の男女に実施した、アンケート調査の内容を見ていきます。
- 調査概要:病院・クリニックのキャッシュレスに関するアンケート調査
- 調査期間:2025年1月14日(火)~2025年1月15日(水)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国20〜60代の男女
- 調査人数:106人
- 注意事項:引用・クレジットの記載
- 「出典元:メディマド」の明示(アンカーリンク)
- 調査記事(https://medimad.jp/?p=83)へのリンク設置
- ※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
直近で診療を受けた病院の支払い方法は現金が最も多い
まずは「直近で診察を受けた病院・クリニックで対応していた支払い方法は何ですか?(複数回答可)」と伺ったところ、現金が最も多く、次いでクレジットカード決済・QRコード決済となりました。
クレジットカード決済対応だった病院やクリニックは多い一方で、QRコード決済・電子マネー決済への対応は依然として低い状況といえます。
病院・クリニックでキャッシュレス対応してないことに不便さを感じる方が多い
60%以上がキャッシュレス非対応で不便に感じている
次に「病院やクリニックでキャッシュレス対応しておらず、不便に感じたことはありますか?」と質問したところ、何度もあるが27.4%・数回あるが38.7%と、66.1%の方が不便に感じたと回答しています。
商業施設や飲食店などさまざまな店舗でキャッシュレスが普及しているため、多くの方が不便に感じていることがわかります。
具体的には支払い時間の長さ・順番待ちに不満を感じる人が多い結果に
次に「キャッシュレスに対応しておらず、どのような不便を感じましたか(複数回答可)」と質問したところ、支払い時間が長く感じた・順番待ちが長く感じたが多い結果になりました。
現金支払いの場合は金額計算・財布の準備・釣り銭の精算など、キャッシュレスと比較すると時間がかかるため、シームレスに済ませたいという声が多いのがわかります。
キャッシュレス対応して欲しい理由
約86%が病院・クリニックでもキャッシュレス決済にし欲しいと回答
次に「病院やクリニックでもキャッシュレス決済にして欲しいと思いますか?」と聞いたところ、非常にそう思うが45.3%・ややそう思おうが40.6%と、約86%の方がキャッシュレス対応を希望していることがわかります。
これだけキャッシュレス決済が普及しているため、クリニックなどでもクレジットカード決済や電子マネー決済を希望する方は非常に多いです。
キャッシュレス対応して欲しい理由は支払いスピード
次に「具体的にキャッシュレス対応してほしい理由は何ですか?(複数回答可)」と尋ねたところ、支払いを早く済ませたいが最も多く、次いで現金の用意が手間であると回答がした多い結果となりました。
新型コロナウイルスは落ち着きを見せているため、感染症リスクの回避は少ないですが、シームレスな支払いを希望している方が多いことがわかります。
対応して欲しい支払いで最も多いのはクレジットカード決済
次に「キャッシュレス決済のうち、対応してほしい支払い方法はどれですか?(複数回答可)」と尋ねたところ、クレジット決済が最も多く、次いでQRコード決済・電子マネー決済となりました。
クレジットカード決済は国内のキャッシュレス市場でも大きな規模なので、利用頻度が高いカード決済を希望しています。また一部の方はポイント決済を希望している方もいるため、支払いの多様化を期待しているユーザーが多いです。
キャッシュレス決済対応が集客の軸になる?
キャッシュレス決済対応が店舗選びの軸になる方は40%
最後に「病院やクリニックを選ぶ際に、キャッシュレス決済対応が選択軸になりますか?」と尋ねたところ、40.6%の方がYesと回答しました。
現金を持っていく・管理が手間という声も多いため、今後はキャッシュレス決済への対応が店舗選びのポイントになるかもしれません。